子どものメガネは、かけないと目が悪くなる?かけると目が悪くなる?ずっとかけていないといけない?そんな疑問について「かめざわ眼科」の亀澤比呂志院長に聞きました。
Q 幼児期に大切な事は?
A 人生の中で唯一視力が発達する幼児期は、いろいろな物を見て視力の発達を促す事が大切。特に、しっかり目を使えていない遠視・斜視の早期発見・対処が重要です。成長してから弱視(メガネをかけても視力の出ない状態)が分かっても取り返しがつきません。遠視・斜視用のメガネは、将来の目のために、常時かける必要があります。
Q 学童期に大切な事は?
A 小学生になると一人での登下校や教室での授業が始まります。学校生活に適応できるよう、特に近視への対処が重要な時期。近視は遠くの黒板や信号・標識が見えにくくなるので、安全に楽しい学校生活を送るためにメガネが必要になります。またメガネをかけることは、適正な度数であれば、近視の進行に良い影響も悪い影響もないと言われているので、近視用のメガネは見えにくいときにだけかければ良く、常時かける必要はありません。
Q 目に良い生活習慣は?
A 読み書きやテレビ観賞をする場合は明るさ・距離に十分気を付け、休憩も適宜とりましょう。好き嫌いせずにバランスの良い食事を心がけ、適度に運動することも大切です。
Q 親が気を付ける事は?
A 子どもは見えていなくても親に言わない事もあるので注意を。時々、目を片方ずつ隠し遠くのカレンダーや時計が読めるかチェックしましょう。子どもの目に異常を感じたら、眼科専門医へ相談しましょう。
かめざわ眼科 院長
亀澤 比呂志
・日本眼科学会認定眼科専門医
・日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
・日本レーザー医学会認定 レーザー専門医